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離乳食スプーンはいつから?月齢別の選び方と素材の違い

離乳食スプーンはいつから?月齢別の選び方と素材の違い

はじめて口に入れたスプーンを、舌で押し返して出してしまう。

離乳食のはじめによくある光景で、味の好み以前に、スプーンの幅と厚みが口に合っていない場合があります。

厚生労働省の授乳・離乳の支援ガイドは離乳の開始を生後5、6か月ごろが適当としていますが、この時期の口に大人用のティースプーンを入れると、横幅が広く、つぼ(食べ物が乗るくぼみ)も深すぎます。

ここで選び直すと、こぼれ方も食べる速さも変わります。

本記事では、離乳食スプーンの幅とつぼの深さ・素材ごとの手入れの違い・保育園や外出先での運用まで、まとめて解説します。

キッチン小物ラボ編集部

キッチン小物ラボ編集部

キッチン小物ラボは、箸やカトラリー、水筒、弁当箱、鍋、包丁、お茶まわりの道具を扱う専門メディアです。扱う範囲は「コンセントを挿さないもの」に絞り、メーカーが公表している寸法・素材・食洗機やIHの対応可否を突き合わせて、サイズの選び分けと買い替えの判断材料を整理しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

離乳食のはじめは、スプーンの幅と薄さで口の開き方が変わります

離乳の初期に大人が食べさせるとき、口の中で起きているのは「唇でスプーンの上のものをこすり取る」動きです。

下唇に薄いへりが触れると口を開けやすく、へりが厚いと歯茎に当たって前に押し出されます。

つぼが深いスプーンは、唇だけでは中身を取り切れず、口の奥まで入れることになります。

一口の量も幅で決まります。

初期は小さじ1杯から始める進め方が一般的で、その量が平らに広がる程度のつぼが扱いやすいサイズです。

深いつぼに山盛りで乗ると、口の端からこぼれた分を拭く時間のほうが長くなります。

調理側で量を数えるときの目安は、計量スプーンの分量早見表で解説しています。

温度も同じ場面の話です。

電子レンジで温めた離乳食は中心だけ熱くなることがあるため、加熱後に全体を混ぜ、大人が温度を確かめてから口に運んでください。

食べる時間は10分から15分ほどかかり、その間に冷めていくので、はじめから熱すぎない状態で出すほうが結果的に早く食べ終わります。

大人が食べさせる時期と、自分で持ちたがる時期でスプーンを分けます

1本で両方をこなそうとすると、どちらかが使いにくくなります。

求められる柄の長さが逆方向だからです。

大人が食べさせる介助用

握るのは大人の手なので、柄は長めのほうが座卓でも取り回しやすく、器の底に残った分もすくえます。

ただし長い柄を子どもが握って口に入れると危険があるため、介助用は子どもの手の届く位置に置かないでください。

先端は幅が狭く、へりが薄いものを選びます。

子どもが自分で持つ用

生後8か月から9か月ごろに手を伸ばしてくる子が多く、その段階で渡すのは柄が短く太いタイプです。

握力が弱いので、丸く太い柄のほうが手のひら全体で握れます。

柄が長いと、口に入れる角度が定まらず喉の奥に当たる心配があります。

先端は丸く、落としても割れない素材が向いています。

自分で食べる段階で麺類が増えると、フォークをいつ足すかという判断も出てきます。

両者の使い分けはスプーンとフォークの選び方で解説しています。

素材で変わるのは口当たりと洗い上がり

離乳食用として売られているのは、シリコン・樹脂・木・ステンレスの4タイプです。

歯が生え始めてからは、硬い素材が前歯に当たる音を嫌がる子もいます。

素材口当たり手入れ注意する点
シリコン柔らかく歯茎に当たりにくい洗いやすいが、においや色が残りやすい柄が樹脂の二部品構造なら継ぎ目に汚れが入ります
樹脂(ポリプロピレンなど)硬さは中間で軽い普段の洗剤で落ちる傷が付くと着色が残ります
木・竹熱を伝えにくく、口に当たる感触が優しい漬け置きと乾燥不足に弱い食洗機と煮沸が不可の製品が多くあります
ステンレス硬く、金属の感触が出る汚れが落ちやすく傷みにくい熱い料理を乗せると温度が上がります

金属は熱を伝えやすく、温かい離乳食を乗せた直後は先端の温度が上がります。

反対に、この性質を利用した道具もあります。

素材ごとの熱の伝わり方の違いは、アイススプーンが硬いアイスを溶かせる理由で解説しています。

離乳食に向かないのは、深いつぼと長すぎる柄

大人用のカトラリーから流用するとき、いちばん合わないのがつぼの深さです。

深いスプーンはスープを運ぶための形で、唇でこすり取る食べ方には向きません。

同じ理由で、幅が口角より広いものも外してください。

装飾の多いスプーンも、この時期は扱いに手間がかかります。

柄に凹凸のあるキャラクター成形や、先端と柄が別素材で組まれたものは、継ぎ目に離乳食が入り込みます。

1日3回使って夜まで洗えない日があると、その隙間の汚れが残ります。

柄が曲がった形のものは、大人が食べさせるぶんには問題がありませんが、子どもに持たせると左右で使い勝手が変わります。

自分で食べる練習用には、左右どちらの手でも同じように持てる形のほうが無理がありません。

なお、やわらかい果物をつぶす作業には先が平らな道具のほうが向いていて、その形の違いはいちごスプーンのつぶしやすい形状で解説しています。

保育園と外出先では、スプーンを何本持つかで一日の段取りが変わります

外で使う場面でまず確認するのは園の持ち物規定です。

名前の記入場所、形状やケースの指定、洗って返却されるかどうかは園ごとに違い、規定に合わない形だと初日に持ち帰りになります。

外出先では落とすことを前提に2本持つと、拾ったスプーンを洗う場所を探さずに済みます。

使い終わったスプーンは汁気が付いたまま持ち帰ることになるので、蓋が閉まるケースに入れてください。

かばんの中で横になると、隙間から汁がにじむ製品もあります。

帰宅まで数時間空くと、でんぷんや卵を含む離乳食は乾いて落ちにくくなります。

出先で洗えないときは、ぬらしたペーパーで表面をぬぐってからケースに入れておくと、帰宅後の洗い物が短くなります。

予備を1本増やすかどうかは、洗う時間が夜まで取れない日がどれくらいあるかで決めてください。

電子レンジ・煮沸・食洗機の表示は、部品ごとに確認します

離乳食用のスプーンは消毒の可否を先に確かめてください。

電子レンジ消毒・煮沸・薬液のどれに対応するかは製品ごとに違い、シリコンの先端と樹脂の柄を組み合わせた製品では、部品ごとに条件が分かれることがあります。

本体表示と取扱説明書のどちらも見て、対応範囲を確認してください。

食洗機についても同じです。

本体は対応でも高温コースは不可という指定や、木製は不可という指定があります。

指定外の方法で加熱すると、変形や白化が起きて元には戻りません。

ステンレス製に塩素系漂白剤を使うのは腐食の原因になるため避け、においや着色が気になるときはメーカーが指定している手入れ方法を確認してください。

飲み込み方や口の動きで気になることがある場合、道具を替えて様子を見るより先に、かかりつけの小児科や自治体の相談窓口へ相談してください。

よくある質問

大人用のティースプーンで代用できますか

離乳の初期には向きません。

横幅が口角より広く、つぼが深いため、唇でこすり取る食べ方ができないからです。

自分で食べる段階まで進み、口の動きが安定してきたら、小ぶりなティースプーンでも扱える子はいます。

何本くらい用意すればよいですか

家で使う分は、1回の食事で持ち替える可能性を考えて2本、洗い替えを含めて3本前後あると回ります。

外出用と園用は別に用意し、落としたときの予備を足してください。

シリコンのにおいが取れないときはどうしますか

まず継ぎ目や柄の付け根に汚れが残っていないかを見てください。

シリコンはにおいを吸いやすい素材で、指定された方法で洗っても戻らない場合は交換が現実的です。

漂白剤や高温での煮沸を自己判断で試す前に、その製品の表示を確認してください。

柄が曲がったタイプは必要ですか

大人が食べさせるときに手首の角度を楽にする目的の形で、必須ではありません。

子どもが自分で持つ練習には、左右どちらの手でも同じ角度になるまっすぐな柄のほうが扱いやすくなります。

買い替えの目安はありますか

先端に歯型のへこみができたもの、シリコンが裂けたもの、樹脂に深い傷が入って着色が落ちないものは替えてください。

口に入れる道具なので、変形やひび割れが見えた時点で使うのをやめる判断で構いません。

まとめ

離乳食のスプーンは、口の幅に収まる先端の幅と、唇でこすり取れる浅いつぼで大半が決まります。

そのうえで、大人が食べさせる長い柄と、子どもが握る短く太い柄は別物として分けると、どちらの場面も無理がありません。

素材は口当たりと洗い上がりのどちらを取るかで選び、消毒と食洗機の可否は部品ごとに表示を確認してください。

ぜひ本記事の素材比較表と、避けたい形状の条件を参考に、いま使っているスプーンを子どもの進み方に合うものへ選び直してください。

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