竹の弁当箱の選び方|通気性と手入れのコツを木製と比較

売り場で竹の弁当箱を手に取ると、内側がつやのある塗装で覆われたものと、竹の地肌がそのまま出ているものが並んでいます。
同じ「竹」でも、この違いが汁気のあるおかずを入れられるかどうかをそのまま決めます。
無塗装のあじろ編みのかごはおにぎりやサンドイッチ向きで、煮物の汁は編み目から染みて底へ抜けます。
容量表記を持たず内寸だけが書かれた製品も多く、500〜700mlと書かれた樹脂製の弁当箱と同じ感覚では比べられません。
本記事では、竹弁当箱の3タイプの違い・タイプ別に向いている人と向かない人・内寸からの容量の見当・洗い方と付属品の扱いまで解説します。

キッチン小物ラボ編集部
キッチン小物ラボは、箸やカトラリー、水筒、弁当箱、鍋、包丁、お茶まわりの道具を扱う専門メディアです。扱う範囲は「コンセントを挿さないもの」に絞り、メーカーが公表している寸法・素材・食洗機やIHの対応可否を突き合わせて、サイズの選び分けと買い替えの判断材料を整理しています。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
竹の弁当箱で差が出るのは、内側の塗装と蓋の作り
竹という素材名だけでは、使い勝手はほとんど決まりません。
同じ竹でも、内側が無塗装のものとウレタン塗装のものでは、入れられるおかずと洗い方が変わります。
無塗装は竹の繊維がそのまま表に出ているので、油や色の濃い煮汁が触れれば染みが残ります。
塗装されているものは表面が樹脂の膜で覆われているため、水気に強く、洗ったあとの乾きも早いです。
次に見るのは蓋の作りです。
竹の弁当箱は、蓋を本体にかぶせてゴムバンドで留めるか、内蓋なしで単純に乗せるだけという構造が主流です。
パッキンで押さえて密閉する作りではないので、横に倒せば汁は出ます。
汁気のあるおかずを毎日持ち歩き、かばんの中で立てて運べないなら、竹より密閉できる素材のほうが合っています。
ステンレス弁当箱の密閉性と重さの比較で、パッキン付きの構造がどこまで汁を止められるかを解説しています。
竹弁当箱の3タイプ|編みかご・竹集成材の箱・使い捨ての竹皮
あじろ編みなどの編みかご
細く割いた竹ひご(竹を細長く削った材)を編んで作った本体です。
無塗装が中心で、編み目のすき間から湿気が抜けます。
ごはんの蒸気がこもりにくいので、詰めてから食べるまでに時間があっても、ごはんの表面がべたつきにくいという性質があります。
汁は通り抜けるため、ワックスペーパーや経木を敷いて使うのが前提になります。
竹集成材の箱型
竹を薄い板に加工し、接着して1枚の板にした材で組んだ箱です。
見た目は木の弁当箱に近く、内側にウレタン塗装が施されているものが多くあります。
角がきっちり出ているので詰めやすく、洗ったあとに水気を拭き取りやすいのもこのタイプです。
ごはんとおかずを1つの箱に詰めたい人は、まずここから探すことになります。
使い捨ての竹皮・竹の折箱
竹皮で包む形と、薄い竹板を折り曲げた折箱の形があります。
1回使ったら処分する前提なので、洗う手間はかかりません。
油は通しにくい一方、汁気は保持できません。
行楽や差し入れのように、持ち帰らない場面で使う道具です。
同じ用途で選ばれる紙製との違いは、紙の弁当箱の耐油・耐水の違いで解説しています。
タイプ別に向いている人と、竹を避けたほうがいい人
| タイプ | 作りと塗装 | 汁気の扱い | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 編みかご | 竹ひごを編んだ本体。無塗装が中心 | 汁は通る。敷き紙が必須 | おにぎり・サンドイッチ・揚げ物を持つ人 |
| 竹集成材の箱型 | 薄板を接着した板を箱に組む。内側はウレタン塗装が多い | 塗装面は水気に強いが密閉はしない | ごはんとおかずを一緒に詰めたい人 |
| 竹皮・竹の折箱 | 1回使用が前提の薄い竹材 | 油は通しにくく、汁は入れられない | 行楽や差し入れで洗う手間を省きたい人 |
反対に、竹製を避けたほうがいい条件もはっきりしています。
カレーや汁の多い煮物を毎日入れる人、電子レンジで温め直す前提の人、食洗機だけで洗いたい人です。
竹製は電子レンジ非対応が基本で、食洗機についても不可の表示が多くあります。
洗ってすぐ水気を拭くというひと手間が続かないなら、素材を変えたほうが結果的に長く使えます。
竹弁当箱の選び方で失敗しやすい3点
いちばん多いのは、見た目で編みかごを選び、いつものおかずをそのまま詰めてしまう組み合わせです。
編みかごは容器ではなく器に近い作りなので、敷き紙を切らした日には使えません。
買う前に、敷き紙やシリコンカップを常備できるかを考えてください。
次に、浸け置きです。
竹は水を吸うと膨らみ、乾くと縮みます。
この繰り返しで接着部分がはがれたり、編み目がゆるんだりします。
流しに置いたまま一晩、というやり方は竹製に向きません。
もう1点は、曲げわっぱとの混同です。
杉やひのきを曲げた曲げわっぱと竹製は、素材も手入れも別物で、無塗装か塗装かの区別も製品ごとに違います。
木の弁当箱と比べて迷っているなら、わっぱ弁当箱の産地とブランドの違いで塗装別の手入れの差を解説しています。
見た目だけ木目調にした樹脂製を検討しているなら、わっぱ風弁当箱と本物の違いのほうが判断材料になります。
容量とサイズの合わせ方|編みかごは内寸から見当をつける
箱型なら容量表記が付いていることが多く、成人女性で500〜700ml、成人男性で700〜900ml、よく食べる人で900ml以上という目安がそのまま使えます。
小学校低学年なら450〜600ml前後です。
編みかごは容量ではなく内寸で書かれている製品が多く、この数字から詰められる量を考える必要があります。
長辺・短辺・深さを掛けた値をミリリットルに換算すると、おおよその上限が出ます。
ただし編みかごは縁までみっちり詰めると蓋が浮くので、実際に入るのは計算値の7割程度と考えてください。
深さが4cmを下回るかごは、おにぎりを寝かせて2個並べる使い方が中心になります。
もうひとつ確認したいのは外寸です。
竹の弁太箱は厚みのある材を使うため、同じ容量の樹脂製より一回り大きくなります。
通勤かばんの仕切りや保冷バッグ、巾着に入れるつもりなら、外寸で測ってから選んでください。
容量ごとの選び分けは弁当箱の人気タイプの比較とサイズ目安で解説しています。
竹の弁当箱の洗い方と、消耗する付属品
食べ終わったら早めに洗い、柔らかいスポンジと中性洗剤で汚れを落として、乾いた布で水気を拭き取ってください。
そのあと風の通る場所で陰干しします。
直射日光やドライヤーで急に乾かすと、反りや割れの原因になります。
無塗装のかごは、油じみの多い日だけでも敷き紙を1枚足すと汚れの入り方が変わります。
塩素系漂白剤は竹や木の素材を傷めるため、においや着色が気になっても使わないでください。
手入れの方法はメーカーが取扱説明書や商品表示で指定しているので、そこに書かれた方法だけを試すのが確実です。
食洗機に入れられるかどうかも、本体表示で確認してください。
竹の弁当箱には、パッキンのような交換前提の部品がほとんどありません。
消耗するのは、蓋を留めるゴムバンドと仕切り、敷き紙です。
バンドと仕切りは汎用品で代用できますが、本体だけがへたっても部品交換では直せません。
カビが出た、接着部分が開いた、編み目が大きくゆるんだという段階になれば、買い替えの検討に移ることになります。
よくある質問
竹の弁当箱は電子レンジで温められますか
竹製は電子レンジ非対応が基本です。
加熱すると材が乾いて割れたり、塗装が傷んだりします。
職場で温め直したいなら、レンジ対応の容器に移すか、素材そのものを変えてください。
可否は必ず本体表示で確認してください。
食洗機で洗えますか
竹製は食洗機不可の表示が多くあります。
高温の湯と長い乾燥工程で、竹が反ったり接着部分がはがれたりするためです。
本体は対応でも仕切りや付属品は手洗い指定という例もあるので、部品ごとに表示を確認してください。
汁気のあるおかずは入れられませんか
塗装された箱型でも、パッキンで密閉する作りではないので、汁が多いおかずをそのまま入れるのは避けてください。
シリコンカップに小分けするか、汁物だけ別のふた付き容器に分けると扱えます。
編みかごは汁が編み目を通るため、汁気のあるおかずには使えません。
竹は抗菌性があるから傷みにくいのですか
抗菌をうたう表示を見かけることはありますが、弁当の中身が傷まないことを示すものではありません。
夏場は保冷剤や保冷バッグを併用し、詰めるときはごはんとおかずを冷ましてからにしてください。
体調に不安が出た場合は医療機関に相談してください。
アルミの弁当箱と比べてどちらが扱いやすいですか
手入れの手軽さと丈夫さではアルミが上で、蒸気の抜けやすさと見た目では竹に利点があります。
園や学校の指定で軽さや丈夫さを求められる場面ならアルミが無難です。
アルミ弁当箱のサイズと洗い方で、向く人の条件を解説しています。
まとめ
竹の弁当箱を選ぶときは、素材名ではなく内側の塗装と蓋の作りを先に見てください。
無塗装の編みかごは敷き紙と組み合わせておにぎりや揚げ物を運ぶ道具で、内側にウレタン塗装のある竹集成材の箱型ならごはんとおかずを一緒に詰められます。
どちらも密閉はしないため、汁の多いおかずは小分けか別容器が前提になります。
容量は箱型なら表記の数字、編みかごなら内寸から計算した値の7割で見当をつけると外しません。
ぜひ本記事の3タイプの比較表と容量の目安を参考に、自分が毎日詰めるおかずと洗い方に合う1つを選んでください。

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