おでん鍋の仕切りは何種類?サイズの合わせ方と選ぶ目安

売り場に並ぶおでん鍋には「4仕切り」「6仕切り」「8仕切り」と書かれていますが、写真ではどれも似た形に見えます。
この数字は鍋の中に切られたマス(区画)の数を表すもので、鍋の大きさを表す数字ではありません。
同じ6仕切りでも内径24cmと30cmではマス1つの面積が倍近く違い、大根やがんもを何個並べられるかも変わります。
中央に丸いマスを置いた形では、数え方そのものが製品ごとにずれることもあります。
本記事では、仕切り数の表記の読み方・固定式と取り外し式の違い・自分の具材数からマス数を決める手順を解説します。

キッチン小物ラボ編集部
キッチン小物ラボは、箸やカトラリー、水筒、弁当箱、鍋、包丁、お茶まわりの道具を扱う専門メディアです。扱う範囲は「コンセントを挿さないもの」に絞り、メーカーが公表している寸法・素材・食洗機やIHの対応可否を突き合わせて、サイズの選び分けと買い替えの判断材料を整理しています。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
おでん鍋の仕切りは何を分けるための枠なのか
仕切りは鍋の中を数個のマスに区切る金属の板や枠で、練り物の色が大根に回るのを抑えたり、崩れやすいはんぺんを定位置に置いたりするために入っています。
取り分けるときに菜箸で探し回らずに済むのも、置き場所が決まっているからです。
ただし味が完全に分かれるわけではありません。
仕切りの多くは底や側面にすき間があり、だしは区画をまたいで行き来しますし、仕切りの高さがだしの面より低ければ上澄みを通して香りも移ります。
区画は具材の置き場所を決めるもので、味を隔てる壁ではないと考えてください。
表記は「4仕切」「6ツ切」「6マス」と製品ごとに揺れますが、指しているものはどれもマスの数です。
注意したいのは数え方で、中央に丸いマスを置いた形では、中央を含めて6と書く例と外周だけで5と書く例が混在します。
商品ページの真上からの写真で、自分でマスを数えるのがいちばん確実です。
仕切りの付き方は固定式・取り外し式・仕切りなしの3タイプ
同じ「おでん鍋」でも仕切りの付き方は3タイプに分かれ、洗い方と使える料理の幅がそれぞれ変わります。
| タイプ | 構造 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 固定式 | 仕切りが本体と一体で外れない | おでん専用として使い、区画がずれないほうがよい人 |
| 取り外し式 | 仕切り枠を鍋に落とし込む。外せば普通の鍋になる | 鍋を1つで兼用したい人、仕切りを平らに広げて洗いたい人 |
| 仕切りなし | 区画がなく、別売の枠や網を入れて使う | 具材の種類が少ない人、寄せ鍋や煮物にも使う人 |
固定式は仕切りと側面が交わる角が細くなりやすく、スポンジやブラシが届く形かどうかを写真で確かめてください。
取り外し式は枠の寸法が本体専用なので、変形させたり失くしたときに単品で買えるかどうかで扱いが変わります。
仕切りなしを選ぶ場合は、後から枠を足す前提で内径と深さを控えておくと迷いません。
マスの数は具材の種類数と内径から決める
マス数は好みで決めるものではなく、1回に煮る具材の種類数から逆算できます。
卵・大根・こんにゃく・練り物2種で5種、ここに餅入り巾着と牛すじを足せば7種です。
1種類を1マスに入れる前提で、種類数と同じか1つ多いマス数を選べば、取り分けのたびに具材を探さずに済みます。
2〜4人で食べきるなら4〜6マス
内径24cm前後の卓上サイズなら、4マスから6マスが扱いやすい範囲です。
内径が同じままマスだけ増やすと1マスの面積は確実に小さくなり、大根の輪切りが1マスに2個しか置けなくなります。
鍋の直径と人数の対応はおでん鍋の家庭用サイズ目安で解説しています。
種類を8つ以上並べたいなら内径と深さも上げる
8マス以上を選ぶときは、マス数だけでなく内径と深さを同時に上げてください。
深さが足りないと練り物を立てて詰められず、マスを増やした分の容量が使えないままになります。
同じ「6ツ切」でもマス1つの広さがそろわない理由
マス数が同じでも置ける具材の数は一致しません。
差が出る箇所は3つあり、どれも仕様表で確かめられます。
- 直径が外径表示か内径表示か。外径には縁の巻きや取っ手の付け根が含まれるため、内側は表示より小さくなります
- 仕切り板の厚みと枚数。板そのものが面積を取るので、マスが多い製品ほど目減りします
- 深さ。面積が同じでも数cm違えば、はんぺんや厚揚げを立てられるかが変わります
メーカーごとに基準が違う前提で、内径、深さ、マス1つの実寸の順に確かめてください。
マスの実寸は書かれていない製品も多いので、その場合は内径をマス数で割っておおよその幅を出し、家で使う大根の輪切りの直径(4〜5cm)と比べると判断できます。
中央にマスがある形は外周のマスが細長くなるため、平均だけで見ないほうが安全です。
仕切りが合っていないと起きること
寸法違いでいちばん多いのは、取り外し式の枠を別の鍋に流用したときの浮きです。
枠の脚が底に着かないと傾き、すき間から卵やこんにゃくが隣のマスへ落ちて、区画の意味がなくなります。
枠が本体の縁に乗る設計なら、内径が数mm違うだけでも収まりません。
マスが小さすぎる場合は、大根が斜めに入って火の通りが偏り、串を刺した具材は串が縁に当たって寝てしまいます。
反対にマス数が多すぎると1マスに1〜2個しか入らず、食べるたびに追加する手間が増えます。
仕切りの上端が高い製品では蓋が浮くこともあるので、蓋込みの高さも仕様表で見てください。
業務用の仕切り数をそのまま家庭に持ち込むのも避けたいところです。
マスが6つ以上ある大型は五徳より外径が大きくなりやすく、家庭用コンロでは安定せず加熱も偏ります。
業務用の仕切り数とコンロの合わせ方は業務用おでん鍋の選び方で解説しています。
仕切りの寸法と熱源対応が書いてある場所
確認先は商品ページの仕様表、鍋の底面、そして取扱説明書の3か所です。
仕様表では内径・深さ・仕切り数・満水容量・適正容量が並んでいて、満水容量と適正容量は別の数字だと覚えておいてください。
適正容量は縁より下までの実用量なので、おでんを煮るときの目安はこちらです。
熱源は底面の刻印やシールに表示されます。
IH対応かどうかは底面表示と説明書の両方で確かめ、ガス専用の製品をIHに置かないでください。
加熱方式ごとの違いはおでん鍋の選び方で解説しています。
洗い方も説明書で分かれ、本体は食洗機に対応していても仕切りや蓋のつまみは手洗い指定という例があるので、部品ごとの記載を読んでください。
取り外し式の枠が交換部品として買えるかは、メーカーの部品案内か問い合わせ窓口で確認できます。
よくある質問
仕切りは後から買い足せますか
別売の仕切り枠や仕切り網が用意されている製品もありますが、内径と深さが合わないと浮いたり傾いたりします。
買い足すときは、手持ちの鍋の型番に対応する部品かどうかをメーカーの部品案内で確かめてください。
汎用品を使う場合は、内径より数mm小さい寸法を選ぶと収まりやすくなります。
仕切りなしのおでん鍋でも困りませんか
具材が4種以下で、取り分けのときに探す手間を気にしないなら困りません。
区画がないぶん大きな具材も入れやすく、寄せ鍋や煮物に使い回せるのも利点です。
鍋を1つで兼用したい場合の選び方はすき焼き鍋の選び方で解説しています。
仕切りは食洗機で洗えますか
本体表示と取扱説明書で確認してください。
本体が対応でも仕切りや蓋の部品は手洗い指定という製品があります。
においや着色が気になる場合も、ステンレスに塩素系漂白剤を使うと腐食の原因になるため、メーカーが指定している手入れ方法に従ってください。
まとめ
仕切り数はマスの数を示すだけの表記で、内径と深さが分からなければ何個置けるかも決まりません。
煮る具材の種類数を数えてマス数を決め、内径と深さで1マスの広さを裏取りし、固定式か取り外し式かを洗い方と兼用の希望で選ぶ、という順序なら迷わずに絞れます。
ぜひ本記事の3タイプの比較表と、内径・深さ・マス1つの実寸を見る手順を参考に、手持ちのコンロと具材に合うおでん鍋を選んでください。





