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蒸し器になるフライパンの選び方|サイズと使い分けのコツ

蒸し器になるフライパンの選び方|サイズと使い分けのコツ

フライパンで蒸し物をするとき、結果を左右するのは蓋の高さです。

深型24センチに蒸し板を敷けば肉まんや茶碗蒸しが入りますが、浅型の平らなガラス蓋だと食材の頭が蓋に当たり、蒸気がこもる空間が足りません。

蒸し器専用品は蒸気を逃がす穴と段の構造で水の量が安定する一方、収納場所を取ります。

どちらが向くかは、蒸す頻度と作りたいものの高さで決まります。

本記事では、フライパンで蒸す場合と蒸し器を使う場合の構造の違い、蒸し板や蒸しプレートなどタイプ別の選び分け、サイズの合わせ方、手入れと買い替えの判断まで解説します。

キッチン小物ラボ編集部

キッチン小物ラボ編集部

キッチン小物ラボは、箸やカトラリー、水筒、弁当箱、鍋、包丁、お茶まわりの道具を扱う専門メディアです。扱う範囲は「コンセントを挿さないもの」に絞り、メーカーが公表している寸法・素材・食洗機やIHの対応可否を突き合わせて、サイズの選び分けと買い替えの判断材料を整理しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

フライパンと蒸し器でいちばん差が出るのは「蓋までの高さ」

蒸し調理は、沸かした湯から出る蒸気を食材の周りに滞留させて火を通す方法なので、食材の上に蒸気がたまる空間が要ります。

ここで差が出るのが、鍋底から蓋の天井までの高さです。

深さ6センチ前後の浅型フライパンに蒸し板を入れると、板の厚みぶんだけ底上げされ、使える高さは4センチほどまで落ちます。

肉まんやシュウマイなら収まりますが、茶碗蒸しの器やとうもろこしは蓋に当たります。

専用の蒸し器は、段の側面が垂直に立ち上がっていて、蓋がドーム型か深い形になっているものが多く、食材の高さぶんの空間を確保しやすい構造です。二段重ねにすれば、下段で野菜、上段で魚という使い分けもできます。

次に見るのが水の量です。

フライパンは底面積が広いぶん湯が薄く広がるので、沸くのは早い反面、長く蒸すと空焚きに近づきます。

蒸し板の下に1〜2センチの水を張っても、20分を超える蒸し物では途中で足す手間が出ます。

蒸し器は水を張る下段が深く作られているものが多く、継ぎ足しの回数を減らせます。

10分以内の温め直しが中心ならフライパン、30分かかる蒸し料理をするなら専用品という分け方が現実的です。

フライパンで蒸すときの道具は3タイプ

蒸し板(蒸しプレート・すのこ)

フライパンの底に置いて食材を水面から離す平らな板で、ステンレスの打ち抜き板、シリコン製、竹製などがあります。

厚みが数ミリから2センチ程度と幅があり、薄いものほど蓋までの高さを削りません。

足つきのものは水面からの距離が取れる反面、その足の高さが使える空間を圧迫します。

自分のフライパンの深さを測ってから厚みを選んでください。

折りたたみ式の蒸しかご

花びらのように開閉して鍋の内径に合わせるステンレスのかごです。

1つで複数のサイズに使える一方、開いた状態の外周が波形なので、底が平らなフライパンだと安定しないことがあります。

中心の支柱が立っているタイプは、その支柱が蓋に当たらないかも確認が要る部分です。

フライパンに載せる蒸し器アタッチメント

フライパンの縁に載せて使う、底が網状の浅い容器です。

フライパンの深さに関係なく空間を足せるので、浅型しか持っていない場合でも高さを確保できます。

ただし載せる構造上、フライパンの外径とアタッチメントの内径が合っていないと傾きます。

対応口径が明記されている製品を選んでください。

蒸し器とフライパンのタイプ別に向いている人

タイプ構造上の特徴向いている人
深型フライパン+蒸し板手持ちの鍋に板を足すだけ。蓋までの高さは深さしだい月に数回、冷凍点心や野菜を温める程度の人
浅型フライパン+載せる蒸し器縁に載せて空間を足す。対応口径の指定がある浅型しか持っていないが、蒸し物の高さが要る人
二段の蒸し器下段に水、上段に食材。段を重ねて複数品を同時に蒸せる週に何度も蒸す人、点心や蒸しパンをまとめて作る人
せいろ(竹・杉)木が水分を吸うため蓋から水滴が落ちにくいそのまま食卓に出したい人、手入れの手間を許容できる人
電子レンジ用の蒸し容器加熱源はレンジ。火加減の調整が要らない1〜2人分を短時間で温めたい人

向かない組み合わせもはっきりしています。

せいろは使うたびに水気を拭いて陰干しする必要があり、収納前に乾き切っていないとカビの原因になるため、手入れに時間を割けない人には重荷です。

二段の蒸し器は本体が大きく、一人分の温め直しのために毎回出すには場所も洗い物も増えます。

反対に、蒸し板だけで済ませる方法は長時間の蒸し料理には向きません。

フライパン本体の選び方そのものに迷いがあるなら、フライパンの選び方で素材とサイズの使い分けを解説しています。

蒸し器選びで失敗しやすいのは「内径」と「蓋」の読み違い

蒸し板や蒸しかごの表記サイズは、たいてい板そのものの直径です。

フライパン側の「24センチ」は上面の外径を指すことが多く、底の内径は18〜20センチ程度しかありません。

24センチ用のつもりで24センチの板を買うと底に落ちないという取り違えが起きます。

底の内径を実測してから選んでください。

蓋も見落としやすい部分です。

蒸気穴のない密閉型の蓋で蒸すと、内圧が上がって蓋が持ち上がったり、吹きこぼれたりします。

穴があるかを確認し、無い場合は少しずらして蒸気の逃げ道を作ってください。

もうひとつ、ガラス蓋のつまみや縁の樹脂部品には耐熱温度の指定があるので、空焚きに近い状態で長く加熱しないよう注意が要ります。

素材の取り合わせにも条件があります。

フッ素樹脂加工のフライパンに金属の蒸し板を直接置くと、出し入れのたびに底の加工を削ることになります。

シリコン製や脚にシリコンキャップが付いたものを選ぶか、クッキングシートを敷いて擦れを減らしてください。

蒸し器として使うフライパンのサイズの合わせ方

作るものの高さから逆算するのがいちばん確実です。

肉まんや中華まんは1個あたり6〜7センチ、茶碗蒸しの器は器の高さ7センチ前後に蓋のぶんを足して8センチほど、とうもろこしを横に寝かせるなら5センチ程度を見ておきます。

ここに蒸し板の厚みと水位の1〜2センチを足した数字が、必要な「鍋底から蓋の天井まで」です。

茶碗蒸しなら合計で11センチ前後になるので、深さ6センチの浅型では平らな蓋だと入りません。

直径は人数で決めます。

1〜2人分なら20〜24センチ、3〜4人分なら26センチ以上が目安で、蒸し物は食材どうしをくっつけると火の通りがむらになるため、見た目より余裕が要ります。

シュウマイを20個並べるなら24センチでは足りず、二段にするか直径を上げる判断になります。

深型フライパンを1本で兼用するなら、26センチ前後の深さ7〜8センチ、ドーム型のガラス蓋という組み合わせが汎用的です。

揚げ物にも使いたい場合の深さの考え方は揚げ物はフライパンでできる?深さとサイズ選びの目安で解説しています。

蒸し器の手入れと、買い替えを考える目安

蒸し調理は水蒸気が常に当たる使い方なので、使い終わった後に水気を残すとステンレスでも白い水垢(みずあか)が固まります。白い曇りが落ちにくくなったら、クエン酸や専用のクリーナーを使う方法がありますが、ステンレスに塩素系漂白剤を使うのは腐食の原因になるため避け、製品に付いている取扱説明書の手入れ方法を確認してください。

食洗機に入れられるかは部品ごとに違います。

ステンレスの蒸し板は対応でも、シリコンキャップやガラス蓋のつまみに使われている樹脂は手洗い指定という例があるので、本体表示と取扱説明書で部品別に確かめてください。

竹や杉のせいろは食洗機に入れられないものがほとんどで、使うたびに洗剤を使わずに洗い、完全に乾かしてから収納します。

買い替えを考える目安は、蒸し板の変形と、フライパン側の加工の劣化です。

板が反って底に密着しなくなると食材が傾き、水に浸かる部分が出ます。

フライパンのフッ素加工は蒸し調理でも水分と熱で消耗し、こびり付きが戻らなくなったら交換時期です。

蒸し板や蒸しかごは単品で売られているので、本体を替えずに板だけ買い直せる場合もあります。

魚を蒸すか焼くかで迷っているなら、魚焼きフライパンの選び方で波型と平型の違いを解説しています。

よくある質問

蒸し板がなくてもフライパンで蒸せますか

耐熱の小皿を伏せて置く、アルミホイルをドーナツ状に丸めて台にするといった代用で、食材を水面から離すことはできます。

ただし安定しないので、重さのある器を載せるのは避けてください。

クッキングシートを敷いただけでは食材が水に浸かるため、蒸し調理にはなりません。

フライパンで蒸すとき、水はどれくらい入れますか

蒸し板の下に1〜2センチが目安で、食材の底が水に触れない高さに収めます。

長く蒸すものは途中で湯が減るので、沸かした湯を足してください。

水を足すと温度が下がり、蒸し時間が延びます。

フライパンの蓋はガラスとステンレスのどちらがいいですか

中身が見えるガラス蓋は蒸し上がりの確認がしやすく、蒸気穴の有無も見て分かります。

ステンレス蓋は落としても割れにくい一方、開けないと状態が分かりません。

どちらも蒸気穴があるかと、つまみの耐熱温度を確認してから選んでください。

せいろとフライパンの蒸し板では仕上がりが違いますか

竹や杉のせいろは木が余分な水分を吸うため、蓋から水滴が落ちにくいという構造上の違いがあります。金属の蓋は内側に付いた水滴が食材に落ちやすいので、気になる場合は蓋に布巾を巻く方法があります。

蒸し器として使えるフライパンはトースターにも入れられますか

フライパンをトースターに入れられるかは、取っ手の素材と庫内の寸法で決まります。

樹脂の取っ手が付いたものは入れられません。

判断の仕方はトースターで使えるフライパンの選び方で解説しています。

まとめ

フライパンで蒸すか専用の蒸し器を使うかは、作りたいものの高さと蒸す頻度で分かれます。10分以内の温め直しが中心で、深さ6センチ以上のフライパンを持っているなら蒸し板を足すだけで足り、茶碗蒸しやとうもろこしのように高さが要るもの、30分かかる蒸し料理を日常的に作るなら、段と深さのある専用品のほうが水の継ぎ足しも減ります。

買う前に測るのは、フライパンの底の内径と、鍋底から蓋の天井までの高さの2つです。

ここさえ押さえておけば、表記サイズの取り違えで入らないという失敗は避けられます。

ぜひ本記事のタイプ別比較表とサイズの逆算の目安を参考に、自分の作りたい蒸し物に合う組み合わせを選んでください。

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