SHARE:

トースターで使えるフライパンの選び方|サイズと耐熱の目安

トースターで使えるフライパンの選び方|サイズと耐熱の目安

オーブントースターにフライパンを入れようとすると、取っ手が庫内の壁に当たって扉が閉まりません。トースターで使えるかどうかを決めるのは、取っ手の長さと素材、そして網から上ヒーターまでの高さに収まる深さです。

小径のフライパンには14cmや16cmという直径表記がありますが、これは上の縁の外径で、庫内に入るかどうかは取っ手を含めた全長で決まります。トースター側の取扱説明書には庫内へ金属製の調理器具を入れてよいかが書かれているので、そこも先に読んでください。

本記事では、トースターに入れられるフライパンの条件・鋳鉄とフッ素樹脂加工のタイプ別の違い・庫内の実測からのサイズの決め方・使ったあとの手入れを解説します。

キッチン小物ラボ編集部

キッチン小物ラボ編集部

キッチン小物ラボは、箸やカトラリー、水筒、弁当箱、鍋、包丁、お茶まわりの道具を扱う専門メディアです。扱う範囲は「コンセントを挿さないもの」に絞り、メーカーが公表している寸法・素材・食洗機やIHの対応可否を突き合わせて、サイズの選び分けと買い替えの判断材料を整理しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

トースターで使えるフライパンは、取っ手と庫内の高さで決まる

最初に読むのはフライパンの商品説明ではなく、オーブントースターの取扱説明書です。

庫内に入れてよい容器を限定している機種があり、付属のトレーや耐熱皿は可でも、それ以外の調理器具は不可と書かれていることがあります。

ここで不可とされていれば、どのフライパンを買っても使えません。

次に見るのが取っ手です。

樹脂や木の取っ手には耐熱温度の表記があり、ヒーターに近い位置で加熱すると変形や焦げの原因になります。

オーブンやトースターに対応すると明記された製品を選ぶか、取っ手が本体から外せる製品を選べば、この条件はクリアできます。

取っ手が本体と同じ金属で一体になっている製品は耐熱の心配がない代わりに、取り出すときに必ず鍋つかみが要ります。

三つ目が深さと食材の高さです。

食材の上面が上ヒーターに近づくほど表面だけ先に色づくので、厚みのあるものを焼くなら浅い製品のほうが扱いやすくなります。

逆に汁気のあるものを入れたいなら、縁が立っていて中身がこぼれない形を選ぶことになります。

フライパンの素材ごとの性格そのものはフライパンの素材とサイズの使い分けで解説しているので、コンロ用と兼用したい場合はあわせて確認してください。

トースターに入るフライパンの3タイプ

鋳鉄(ちゅうてつ)のスキレット

厚い鉄を型に流して作った小型のフライパンで、本体も取っ手も鉄のまま一体になっている製品が多くあります。

熱を蓄えるぶん焼き色が付きやすい一方、同じ直径なら重さはいちばんかさみ、取っ手まで熱くなるので取り出し用のミトンと、置くための鍋敷きが別に要ります。

使ったあとに油をなじませる手入れを求める製品もあり、ここを面倒と感じるかどうかで評価が割れます。

鉄・ステンレスの浅型グリルパン

底が波型になっていて、食材に筋状の焼き目を付けられるタイプがあります。

波の山が食材を持ち上げるので、余分な脂が谷に落ちる構造です。

波型と平らな底のどちらが使いやすいかは焼くものによって変わり、その比較は魚焼きフライパンの波型と平型の違いで解説しています。

フタが付属する製品なら蒸し焼きにも回せますが、フタを載せた状態の高さが庫内に収まるかは別に確かめてください。

フタを使う調理の幅は蒸し器になるフライパンの選び方で解説しています。

フッ素樹脂加工のアルミ製トースターパン

軽くて、焼いたあとの汚れが落ちやすいのがこのタイプです。

角型で庫内の隅まで使える製品もあり、食パンを1枚そのまま載せたい場合は丸型より無駄が出ません。

ただしフッ素樹脂加工には使用できる温度の上限がメーカーごとに示されていて、空焼きや高温での使用は加工の劣化につながります。

トースターで使ってよいかどうかは製品表示で確認し、記載がないものを自己判断で入れないでください。

タイプ別に向いている人と、選ばないほうがいい人

タイプ作りの特徴向いている人避けたほうがいい人
鋳鉄スキレット厚手で重く、取っ手まで金属一体の製品が多い焼き色を優先し、そのまま食卓に出したい人片手で軽く扱いたい人、手入れの手数を増やしたくない人
鉄・ステンレスのグリルパン浅く、底が波型の製品がある。フタ付きもある脂を落としながら焼き目を付けたい人ソースや汁気のある料理を入れたい人
フッ素樹脂加工のアルミ製軽量。角型があり、汚れが落ちやすい食パンや総菜の温め直しが主な用途の人高温で長く加熱する使い方をしたい人
取っ手が外せる製品本体だけを庫内に入れられる庫内が狭く、全長が収まらない人取っ手の着脱を毎回したくない人

表のどれにも当てはまらないのが、コンロで使っている手持ちのフライパンをそのまま流用したい場合です。

直径26cmや28cmの主力サイズは庫内に入らないことがほとんどで、入ったとしても樹脂の取っ手が耐熱温度を超えます。

トースターに入れる用途では、小径の別の1枚を用意するほうが現実的です。

サイズ表記だけ合わせて買うと起きる失敗

いちばん多いのが、直径だけを庫内の幅と見比べて買ってしまう選び方です。

直径表記は上の縁の外径を指すことが多く、底の直径はそれより小さいため、載せられる食材の量は数字の印象より少なくなります。

そのうえ取っ手が真横に伸びるので、庫内の奥行きか幅のどちらかを取っ手が占領します。

高さの見落としも起きます。

網の上にフライパンを置くと、その厚みのぶん食材の位置が上へ上がり、上ヒーターとの距離が縮まります。

厚みのある肉やグラタンを入れると、中が温まる前に表面が焦げることになります。

洗い方の条件も、買う前に見ておく項目です。

本体が食洗機に対応していても、取り外せる取っ手やフタのつまみは手洗い指定という製品があります。

本体表示と取扱説明書で、どの部品が食洗機に入れられるのかを部品ごとに確認してください。

庫内の実測からフライパンのサイズを決める

測るのは3か所です。

網の幅、網の奥行き、そして網から上ヒーターまでの高さを測ってください。

このうち高さがいちばん忘れられやすく、ここが足りないと買ったあとでどうにもなりません。

次に、候補のフライパンの全長を見ます。

取っ手を含めた全長が網の奥行きか幅のどちらかに収まれば入りますが、斜めに入れて押し込むのは扉が閉まらない原因になるので考えないでください。

全長の表記がない製品なら、直径に対して取っ手が何センチ伸びるかを商品写真から推測するのではなく、取っ手が外せるタイプを選ぶほうが確実です。

容量の感覚としては、食パン1枚を平らに置きたいなら角型、総菜や目玉焼きを1〜2人分温めたいなら小径の丸型が収まります。

角型の小サイズという点では卵焼き用のフライパンも近く、サイズと形の違いは卵焼きフライパンのサイズ・素材・形の違いで解説しています。

油を多めに入れる使い方を考えているなら深さの検討が別に必要で、必要な深さの目安はフライパンでの揚げ物に必要な深さとサイズで解説しています。

トースターで使うフライパンの手入れと買い替え

手入れの手順は素材で分かれます。

鋳鉄は水気を残すとさびの原因になるため、洗ったあとに加熱して水分を飛ばし、薄く油を塗る手入れを案内している製品があります。

洗剤を使ってよいかどうかもメーカーによって案内が違うので、付属の説明書に従ってください。

フッ素樹脂加工は、金属ヘラや研磨剤入りのスポンジでこすると加工が削れます。

焦げが残ったときは、ぬるま湯でふやかしてから柔らかいスポンジで落とす方法が一般的な案内です。

ステンレスや鉄の製品に塩素系漂白剤を使うのは腐食の原因になるため勧めません。においや焦げ付きが気になる場合も、メーカーが指定している手入れ方法を先に確認してください。

買い替えの判断材料になるのが、部品を単品で買えるかどうかです。

取っ手が外せるタイプは取っ手だけ、フタ付きのタイプはフタだけが別売されている場合があり、取扱いは店舗や時期によって変わります。

長く使うつもりなら、購入前にメーカーのサイトで補修部品の扱いがあるかを見ておくと、あとで本体ごと買い直さずに済みます。

よくある質問

オーブントースターにフライパンを入れても大丈夫ですか

機種によって扱いが違います。

庫内に入れてよい容器を限定している機種があるので、オーブントースターの取扱説明書を先に読んでください。

入れてよい場合も、ヒーターに触れる位置まで食材や器具を近づけない、付属の網やトレーから落ちない大きさにするという条件が付きます。

普段コンロで使っているフライパンをそのまま入れられますか

樹脂や木の取っ手が付いた製品は、オーブンやトースターへの対応が明記されていないかぎり入れないでください。

取っ手には耐熱温度が設定されていて、ヒーターの近くで加熱すると変形や焦げの原因になります。

サイズの面でも、26cmや28cmといった主力サイズは庫内に収まりません。

フライパンの代わりにアルミホイルを敷くだけでもよいですか

アルミホイルの使用を禁止している機種や、使える条件を限定している機種があります。ヒーターに触れると発火の原因になるため、自己判断で敷かず、取扱説明書の記載に従ってください。

スキレットは食洗機に入れられますか

鋳鉄のスキレットは食洗機に対応していない製品が多く、水気が残るとさびる素材です。

対応の可否は本体表示と取扱説明書で確認し、記載がなければ手洗いにしてください。

食洗機を前提にするなら、フッ素樹脂加工のアルミ製で食洗機対応と明記された製品を選ぶほうが手間が増えません。

焼き色が付かないのですが、フライパンが悪いのでしょうか

フライパンの厚みと、食材から上ヒーターまでの距離の両方が関係します。

浅い製品に替えて食材の位置を下げるか、予熱してから食材を入れる手順に変えると結果が変わります。

加熱のしかたはオーブントースター側の設定にもよるので、ワット数や時間の調整も合わせて試してください。

まとめ

トースターで使うフライパンは、オーブントースター側が庫内に入れてよいと案内しているかを確かめたうえで、取っ手の耐熱表記と全長、網から上ヒーターまでの高さの3点で絞り込めます。タイプは、焼き色を優先するなら鋳鉄のスキレット、脂を落としたいなら波型のグリルパン、軽さと洗いやすさなら角型のフッ素樹脂加工という分かれ方です。

ぜひ本記事のタイプ別の比較表と庫内の測り方を参考に、手持ちのオーブントースターの内寸を測るところから始めてください。

あなたへのおすすめ