富士ホーローの鍋はどれを選ぶ?シリーズの違いとサイズ目安

富士ホーローの鍋を通販で探すと、果物の柄が入ったものと、取っ手とつまみだけが木のものが同じブランド名で並びます。
前者がフルータスコレクション、後者がCotton Plusで、分かれ目は柄と取っ手の素材です。
ブランド名はHoney Ware(ハニーウェア)で、両手鍋18cm(FTC-18W)が約2.1L、片手鍋16cm(FTC-16S)が約1.5L、Cotton Plusのケトルが2.5Lと、容量の刻みも分かりやすく並んでいます。
IH 200Vに対応する日本製の品もありますが、対応熱源は品ごとに違うので一括りにはできません。
本記事では、2シリーズの違い・用途別の選び分け・買う前に確認する熱源表示を解説します。

キッチン小物ラボ編集部
キッチン小物ラボは、箸やカトラリー、水筒、弁当箱、鍋、包丁、お茶まわりの道具を扱う専門メディアです。扱う範囲は「コンセントを挿さないもの」に絞り、メーカーが公表している寸法・素材・食洗機やIHの対応可否を突き合わせて、サイズの選び分けと買い替えの判断材料を整理しています。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
富士ホーロー鍋が選ばれている理由は、ホーロー表面と取っ手の素材
ホーローは金属の素地にガラス質の釉薬(ゆうやく)を焼き付けた素材で、料理に触れる面がガラスになっているため、においや汚れがつきにくいという性格があります。
カレーや煮物を入れたあとに鍋側へにおいが残りにくいのはこの表面のためで、酸に強いので、トマトや酢を使う料理にも向きます。
富士ホーロー株式会社はこのホーロー製品のメーカーで、鍋・ケトル・保存容器をHoney Wareの名前で出しています。
もう一方の特徴が取っ手です。
Cotton Plusは取っ手とつまみが天然木で、木は金属より熱が伝わりにくいため、加熱中に持ち手が熱くなりにくくなっています。
フルータスコレクションは果物の柄をあしらったクラシカルな見た目で、両手鍋18cmと片手鍋16cmがIH 200Vに対応し、日本製です。
なお、ホーローと一口に言っても、鋳物の厚手のものと板を成形した薄手のものでは重さも火の通り方も違います。ブランドを決める前に大枠から絞りたい場合は、鋳物と薄手のホーロー鍋の違いで解説しています。
富士ホーロー鍋の2シリーズは、柄か木の取っ手かで選ぶ
シリーズの違いは、調理性能ではなく見た目と持ち手に出ます。確認できている品を並べると次のようになります。
| 品目 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| フルータスコレクション 両手鍋18cm(FTC-18W) | 果物の柄。容量約2.1L。IH 200V対応。日本製 | 家族分の煮物や汁物をまとめて作る人 |
| フルータスコレクション 片手鍋16cm(FTC-16S) | 果物の柄。容量約1.5L。IH 200V対応。日本製 | 少量の調理や温め直しが中心の人 |
| Cotton Plus ソースパン18cm | 取っ手とつまみが天然木。注ぎ口と目盛り付き、蓋付き。IH・ガス火対応 | 鍋から直接注ぎたい人、分量を量りながら作る人 |
| Cotton Plus ケトル2.5L | 取っ手とつまみが天然木。容量2.5L。IH・ガス火対応。4色展開 | お湯を沸かす道具を出したままにしたい人 |
柄で選ぶならフルータスコレクション、持ち手の熱さとキッチンの色味を優先するならCotton Plusという分け方になります。ソースパンに注ぎ口と目盛りが付くのは実用上の差なので、鍋から器へ直接注ぐ使い方が多いなら、ここだけでCotton Plusに決めてもかまいません。
用途別に見る富士ホーロー鍋とケトルの選び分け
家族分の煮物・汁物を作る
両手鍋18cmのFTC-18Wが約2.1Lで、カレーや肉じゃが、味噌汁をまとめて作る量に合います。
両手鍋は持ち上げるときに左右で支えられるので、中身が入って重くなる使い方では片手鍋より扱いやすくなります。
作る量が毎回3〜4人分を超えるなら、この容量でも足りなくなるので別の大きさを探してください。
少量を温め直す・副菜を1品作る
片手鍋16cmのFTC-16Sが約1.5Lで、青菜を茹でる、ソースを作る、前日の残りを温め直すといった使い方に収まります。
ホーローはにおいがつきにくいので、同じ鍋で甘いものと塩味のものを続けて作る場面でも気になりにくいです。
少量を毎日作る人ほど、この16cmのほうが出し入れの手間が少なくなります。
なお離乳食用に小さい鍋を探している場合は、離乳食で使う鍋のサイズの選び方で解説しています。
お湯を沸かす・注ぐ
お湯専用ならCotton Plusのケトル2.5Lで、IHとガス火のどちらにも対応しています。
一方で、湯の量を量りたい、鍋のまま注ぎたいという使い方なら、注ぎ口と目盛りが付いたCotton Plusのソースパン18cmのほうが融通がききます。
ケトルと鍋を両方そろえるかは、沸かす頻度で決めてください。
容量は約1.5L・約2.1L・2.5Lの3段階、色はシリーズで変わる
確認できている容量は、片手鍋16cmが約1.5L、両手鍋18cmが約2.1L、Cotton Plusのケトルが2.5Lです。
鍋の容量は満水に近い数字なので、吹きこぼれを考えると実際に調理に使えるのは8割ほどと見ておくと失敗しません。
2.1Lの鍋で麺を茹でるような、湯を多く使う調理には余裕がない点は押さえておいてください。
色はシリーズで性格が違います。
Cotton Plusはやわらかいパステルの紫と青に、白とグレージュを合わせた4色展開で、キッチンの色を揃えたい場合に選びやすくなっています。
フルータスコレクションは果物の柄が主役なので、色ではなく柄で選ぶシリーズです。
どちらも展開は多くないので、欲しい色や柄がある場合は、取扱いが店舗や時期で変わることを前提に探すことになります。
人数から容量を逆算する考え方は、鍋のサイズと人数別の目安で解説しています。
買う前に確認したい熱源表示と、ホーローに使えない加熱
IH 200Vに対応するのは品ごとの仕様で、ブランド全体が対応しているわけではありません。
両手鍋18cmと片手鍋16cmはIH 200V対応、Cotton PlusのソースパンとケトルはIH・ガス火対応と記載されていますが、買う前には商品ページの対応熱源の欄を必ず見てください。
オーブンに対応する品もありますが、これもシリーズ単位ではなく品ごとの表示で判断します。
外せないのは電子レンジです。
ホーローは金属の素地にガラスを焼き付けたものなので、電子レンジには使えません。
保存容器のまま温めたいという使い方はできないと考えてください。
食洗機に入れられるかどうかも製品ごとに違うので、本体表示と取扱説明書で確認してください。
IHで使うときの火力の加減については、ホーロー鍋をIHで使うときの注意点で解説しています。
ホーロー鍋を長く使うための扱い方
ホーローの弱点は衝撃です。
落としたりシンクの角にぶつけたりすると表面のガラスが欠け、欠けた部分から素地の金属が出てさびます。
重ねて収納するときは間に布をはさみ、金属のものと一緒にぶつかる場所へ置かないでください。
加熱の面では、空焚きと急冷を避けます。
中身のない状態で強火にかけ続けたり、熱い鍋をすぐ水につけたりする扱いは、ガラス面と素地の膨張差を大きくするので勧められません。
洗い方や焦げ付きを落とす方法は、メーカーが取扱説明書で指定しているやり方を確認してから試してください。
よくある質問
富士ホーロー鍋はIHで使えますか
IH 200V対応と記載された品は使えます。
両手鍋18cm(FTC-18W)と片手鍋16cm(FTC-16S)はIH 200V対応、Cotton PlusのソースパンとケトルはIH・ガス火対応と記載されています。
全品が対応しているわけではないので、購入前に商品ページの対応熱源を確認してください。
電子レンジに入れられますか
入れられません。
ホーローは金属の素地にガラス質を焼き付けた素材なので、電子レンジでの加熱には使えません。
温め直しはコンロで行ってください。
食洗機に入れてもいいですか
品ごとに条件が違うため、本体表示と取扱説明書で確認してください。Cotton Plusのように取っ手とつまみが天然木のものは、木の部分の扱いが本体と別に指定されている場合があります。
木の取っ手は加熱中に熱くなりませんか
木は金属より熱が伝わりにくいため、持ち手が熱くなりにくい作りです。
ただし火が持ち手側に回る置き方をすれば熱くなりますし、木は焦げます。
コンロの炎が取っ手に当たらない位置で使い、不安なときは鍋つかみを使ってください。
欠けてしまった鍋は使い続けられますか
欠けた部分から素地が露出するとさびが進むため、調理に使い続けるのは勧められません。欠けの場所と大きさを販売店やメーカーに伝えて、使用の可否を確認してください。
まとめ
富士ホーローの鍋は、果物の柄のフルータスコレクションと、取っ手とつまみが天然木のCotton Plusという分かれ方で、調理の性能より見た目と持ち手で選ぶシリーズ構成になっています。容量は片手鍋16cmが約1.5L、両手鍋18cmが約2.1L、ケトルが2.5Lで、作る量から容量を決めてからシリーズを選ぶほうが迷いません。
買う前に見る場所は、対応熱源の表示と食洗機の可否、そして電子レンジには使えないという前提の3つです。ぜひ本記事の比較表と用途別の選び分けを参考に、自分の作る量と熱源に合う1台を選んでください。





