SHARE:

国産せいろのおすすめ比較|素材とサイズの選び方のコツ

国産せいろのおすすめ比較|素材とサイズの選び方のコツ

売り場に並ぶせいろに「国産」と書かれていても、木材が国内で採れたものなのか、加工だけが国内なのかは商品説明を読むまで分かりません。

国産のせいろは檜(ひのき)か杉を使った和せいろが中心で、直径は21cm・24cm・27cmのように3cm刻みで表記されます。

ただし買ってから困るのは産地よりも寸法で、手持ちの鍋の口径とせいろの外径が噛み合わないと蒸気が横から逃げて、中の食材まで火が回りません。

本記事では、鍋との寸法の合わせ方・檜と杉と竹の違い・国産表記の読み方・買ってから後悔しやすい条件を解説します。

キッチン小物ラボ編集部

キッチン小物ラボ編集部

キッチン小物ラボは、箸やカトラリー、水筒、弁当箱、鍋、包丁、お茶まわりの道具を扱う専門メディアです。扱う範囲は「コンセントを挿さないもの」に絞り、メーカーが公表している寸法・素材・食洗機やIHの対応可否を突き合わせて、サイズの選び分けと買い替えの判断材料を整理しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

国産せいろで最初に決まるのは、手持ち鍋の口径

せいろは単体では使えず、湯を沸かした鍋の上に載せて初めて蒸し器になります。

この載せ方が寸法の条件をそのまま決めるので、素材や産地を見るより先に、家にある鍋の口径をメジャーで測ってください。

深さや段数は後から選び直せますが、口径が合わないせいろは使い道がありません。

鍋に直接載せるなら、外径は鍋の口径より大きめを選ぶ

せいろは底の縁が鍋の縁に乗って支えられる構造なので、せいろの外径が鍋の内側の口径より小さいと鍋の中に落ちてしまいます。

同じ数字どうしでも、鍋の縁の形状によっては安定しません。

鍋の口径より一回り大きい直径を選ぶのが基本で、和せいろを扱う工房は同径の専用鍋(せいろ鍋)を合わせて販売していることがあり、これを選べば寸法の判断はいりません。

口径が合わないときは蒸し板で受ける

手持ちの鍋のほうが大きい場合は、中央に穴の空いた金属の蒸し板を鍋に載せ、その上にせいろを置きます。

蒸し板にもサイズがあるため、鍋の口径とせいろの外径の両方を測ってから選んでください。

鍋側から寸法を組み立てる考え方は蒸し器と鍋の選び方で解説しています。

国産せいろの素材は檜・杉・竹の3タイプ

国内で作られているせいろは、側板に檜か杉を使った和せいろと、竹を編んだ中国式に分かれます。

同じ「木のせいろ」でも吸水の仕方と香りの強さが違い、これがそのまま料理の向き不向きになります。

檜は香りが強く、水に強い

檜は油分が多くて水に濡れても傷みにくいため、蒸気に長時間さらされる道具に向いた材です。

香りははっきりしていて、蒸したものにも移ります。

赤飯や芋のように香りを歓迎できる料理なら魅力になりますが、素材の風味をそのまま出したい料理では邪魔に感じることもあります。

檜製の寸法や扱いは檜のせいろのサイズの選び方で解説しています。

杉は軽く、香りが穏やか

杉は檜より軽いので、二段に重ねて湯気の上がった鍋から持ち上げる場面で扱いやすくなります。

香りも控えめです。

ただし材が柔らかく、ぶつけると縁が凹みやすいので、収納時に他の鍋を重ねないでください。

竹は蓋から蒸気が抜ける

竹を編んだ中国式のせいろは、蓋の隙間から余分な蒸気が逃げるため、水滴が食材の上に落ちにくくなります。

浅い作りで、肉まんや餃子のように平らに並べるものと相性がよい

一方、器を入れて蒸す料理には高さが足りません。

「国産」の表記は、材の産地と加工地で意味が変わる

国産と書かれた商品には、国内で採れた材を国内の工房で組んだもの、輸入材を国内で加工したもの、完成品を輸入して国内で検品しただけのものが混ざります。

表記だけでは区別できないので、判断の材料は商品説明の書き方に絞ってください。

材の産地まで踏み込んでいる商品は「国産檜使用」「秋田杉」のように木の名前と産地を並べて書き、加工地についても「国内の工房で仕上げ」といった記述を添えていることが多いものです。

逆に素材欄が「天然木」だけで止まっている場合、材の産地は書かれていません。

気になるなら販売店へ問い合わせるのが確実です。

国内生産のせいろに絞って寸法から選ぶ場合は日本製せいろの直径サイズの目安で解説しています。

タイプ別に向いている人と、向かない人

ここまでの素材と構造の違いを、選ぶ側の条件に置き換えると次のようになります。

国産にこだわる場合、選択肢は檜と杉の和せいろが中心で、竹製とステンレス製は比較のための対照として見てください。

タイプ構造の特徴向いている人向かない人
檜の和せいろ深さがあり木蓋。材が水に強い茶碗蒸しや赤飯など、器ごと蒸す料理を作る人木の香りが料理に移るのを避けたい人
杉の和せいろ檜より軽く、香りが穏やか二段で使う予定があり、重さを抑えたい人ぶつけやすい収納場所しか用意できない人
竹の中国式浅く、編んだ蓋から蒸気が抜ける点心や野菜を並べ、食卓にそのまま出したい人背の高い器を入れて蒸したい人
ステンレス製金属製で吸水しない乾燥とカビの管理を省きたい人木の香りや見た目を目的にしている人

中国式を国内の専門店で買う道もあり、寸法の考え方や他社との違いは照宝のせいろ蒸し器の比較で解説しています。

木の手入れを負担に感じるなら、ステンレスせいろの選び方のほうが現実的な選択になるでしょう。

せいろのサイズは人数ではなく、蒸すものの直径で決める

何人分と書かれた目安は参考程度にとどめて、いつも使う器や食材の直径から逆算してください。

茶碗蒸しの器を3つ並べるなら、器の直径3つぶんと器の間の隙間が入る内径が要ります。

肉まんは膨らむので、並べた時点で隙間が必要です。

容量を増やしたいときは、直径を上げるのではなく段を足すほうが扱いやすくなります。

直径が大きくなるほど対応する鍋も大きくなり、収納も置き場所を取ります。

二段にすれば同じ鍋のまま量を倍にでき、上下で火の通り方が変わる点を利用して、火が通りにくいものを下、蒸し過ぎたくないものを上に置くという使い分けもできます。

ただし段を重ねるとコンロから蓋までの高さが増すので、レンジフードの下で蓋を開け閉めできるかを買う前に確かめてください。

買ってから合わないと気づく選び方

いちばん多いミスマッチは、浅い中国式を茶碗蒸しや小鉢の用途で買ってしまうことです。

写真では深さが分かりにくく、届いてから器が入らないと気づきます。

器を入れる予定があるなら、内寸の高さが書かれている商品を選び、手持ちの器の高さと比べてください。

収納の問題も見落としがちです。

直径27cmクラスを二段で買うと、鍋一つぶんの棚を占領します。

使ったあとに立てて乾かす場所も要るため、シンク周りに乾燥スペースがない場合は一段から始めるほうが無理がありません。

木のせいろは、鍋の湯が空になると縁が焦げます。

長時間蒸す料理を予定しているなら、湯を継ぎ足せる深さの鍋を組み合わせてください。

せいろそのものの成り立ちや鍋との合わせ方はせいろとは何かとサイズ・素材の選び方で解説しています。

せいろを長く使うための乾燥と、消耗する敷き道具

木のせいろは吸水するので、洗剤を使うと材に匂いや成分が残ります。

使ったあとは湯とたわしで汚れを落とし、風通しのよい場所で完全に乾かすのが基本ですが、洗い方の指定はメーカーによって違うため、付属の説明書を確認してください。

乾ききらないまま棚に戻すとカビの原因になります。

食材が直接触れるのを防ぐには、クッキングシートや蒸し布、繰り返し使えるシリコン製のシートを敷きます。

紙は使い捨て、布は洗って干す手間がかかり、シリコンは丈夫なぶん収納で場所を取るという違いがあり、蒸す頻度で選び分けてください。

竹の中国式は縁の巻きが緩むことがあり、工房や取扱店で修理を受け付けている場合もあるので、購入時に修理の可否を聞いておくと後の判断が楽になります。

よくある質問

国産と中国製で、蒸し上がりは変わりますか

変わるのは産地そのものではなく、素材と構造です。

檜や杉の和せいろは深さがあって木蓋が蒸気を保ち、竹の中国式は蓋から蒸気が抜けます。

同じ形と素材なら、産地の違いよりも板の厚みや組みの精度のほうが使い勝手に関わります。

檜と杉は、初めてならどちらがいいですか

香りを楽しみたいなら檜、料理の風味を優先するなら杉です。

二段で使う予定があるなら軽い杉のほうが扱いやすく、水に濡れる時間が長い使い方が多いなら檜が向きます。

木のせいろは食洗機に入れられますか

木製は基本的に食洗機を想定していません。

高温の水流と乾燥で反りや割れが起きるおそれがあります。

金属製の蒸し器は製品ごとに条件が違うので、本体表示と取扱説明書で確認してください。

IHのコンロでも使えますか

せいろは鍋の上に載せる道具なので、IH対応かどうかは下に置く鍋の側の条件です。

IH対応の鍋か、IH対応の蒸し板と鍋の組み合わせを用意してください。

鍋の口径とせいろの外径を合わせる条件は変わりません。

ホーロー鍋の上に載せても大丈夫ですか

縁の形が合えば載せられますが、メーカーが専用の蒸し器を用意している場合はそちらのほうが安定します。

ストウブの鍋に合わせる場合の対応サイズはストウブの蒸し器の選び方で解説しています。

まとめ

国産のせいろを選ぶ順番は、手持ちの鍋の口径を測る、蒸したい器や食材の直径と高さを決める、そのうえで檜と杉のどちらの香りを許容するかを判断する、という流れです。

産地表記は素材欄と加工地の記述をあわせて読み、書かれていなければ販売店に確認するのが確実でしょう。

深さの足りないせいろと、乾かす場所のない大きさは、あとから取り返せません。

ぜひ本記事のタイプ別の比較表と鍋との寸法の合わせ方を参考に、自分の台所に収まる一台を絞り込んでください。

あなたへのおすすめ