SHARE:

フライパン収納の選び方|立てる・重ねるの違いを比較

フライパン収納の選び方|立てる・重ねるの違いを比較

シンク下の扉を開けると26cmと28cmのフライパンが重なっていて、下の1枚を出すたびに上をどけています。

フライパン収納で最初に決めるのは収納グッズの種類ではなく、立てるか・重ねるか・吊るすかという置き方の向きです。

向きを決めないまま仕切りラックを買うと、取っ手が棚板に引っかかって扉が閉まらなくなります。

カタログに出ている26cm・28cmという数字はフライパンの縁の直径で、取っ手の長さは含まれていないためです。

本記事では、置き方3タイプの構造の違い・タイプ別に向いている人・収納スペースの測り方・加工面を傷つけない置き方を解説します。

キッチン小物ラボ編集部

キッチン小物ラボ編集部

キッチン小物ラボは、箸やカトラリー、水筒、弁当箱、鍋、包丁、お茶まわりの道具を扱う専門メディアです。扱う範囲は「コンセントを挿さないもの」に絞り、メーカーが公表している寸法・素材・食洗機やIHの対応可否を突き合わせて、サイズの選び分けと買い替えの判断材料を整理しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

フライパン収納は、立てる・重ねる・吊るすのどれかを先に決める

置き方の向きが決まれば、使えるグッズは自動的に絞られます。

引き出し式のキッチンなら立てる一択に近く、観音開きの扉の奥行きがある棚なら重ねるか立てるかの二択、棚に空きがなくコンロのそばに壁やレンジフードのバーがあるなら吊るす方法が残ります。

先にグッズを選んでしまうと、置き場所の形に合わずに結局使わなくなります。

向きを決めるもう一つの材料が、持っている枚数と使う頻度です。

毎日使う1枚と月に数回しか出さない1枚を同じ場所に同じ扱いで入れると、出番の多い1枚が常に下敷きになります。

毎日使うものは取り出しが1動作で済む位置へ、出番が少ないものは奥や上へ分けてください。

なお、取っ手が外れるタイプのフライパンを使っているなら、本体だけを重ねて引き出しへ入れられるので置き方の前提そのものが変わります。

買い替えも視野に入れているなら、取っ手が取れるフライパンの収納とサイズの目安で、どのくらい場所が詰められるのかを解説しています。

フライパン収納グッズ3タイプの構造と、出し入れの手数

仕切りで立てるラック・スタンド

金属やプラスチックの仕切り板が等間隔に並んでいて、その隙間にフライパンを縦に差し込む形です。

仕切りの間隔が固定のものと、スライドして変えられるものがあり、厚みのある鉄製やふた付きを入れるなら可変式のほうが入ります。

1枚ずつ独立して抜き差しできるので、どの1枚を取るときも手数は変わりません。

間に挟む保護シート

フェルトや不織布の円形シートを、重ねたフライパンの間に1枚ずつ挟みます。

収納の容積そのものは減らせませんが、上のフライパンの底の縁が下の調理面に直接当たるのを避けられます。

下の1枚を出すときは上をどける動作が必要なので、使う頻度の低いものを下に置く前提で組んでください。

仕切りスタンドもシートも、100円ショップの商品で足りる場面があります。

どこまで代用できるかは100均のフライパン収納グッズの選び方で解説しています。

フックで吊るす

取っ手の穴やリングをS字フックに通して、壁面のバーやつっぱり棒に掛けます。

棚の容積をまったく使わず、掛ける・外すの1動作で済むのが構造上の利点で、その代わりフライパンが露出するため油はねやほこりが付きます。

取っ手に吊り下げ用の穴がない製品は、この方法そのものが使えません。

どのタイプが合うかは、枚数と置き場所の形で決まる

タイプ合う置き場所出し入れの手数向いている人
立てる仕切りラック引き出し、高さのあるシンク下どの1枚も1動作2枚以上を毎日使い分ける人
重ねて保護シート奥行きのある平らな棚、コンロ下下の1枚は2動作以上主に使うのは1枚で、残りは出番が少ない人
吊るすフック壁面、レンジフードのバー、つっぱり棒掛ける・外すの1動作棚に空きがなく、コンロの近くに壁がある人

向かない人もはっきりしています。

立てるラックは、引き出しの内寸の高さがフライパンの直径に足りないと使えないので、浅い引き出ししかない台所では選択肢から外れます。

重ね置きは、2枚とも毎日使う人には合いません。

上をどける動作が1日に何度も発生して、結局コンロの上に出しっぱなしになります。

吊るす方法は、取っ手に穴がない製品を使っている場合と、油はねを拭く手間を増やしたくない場合には向きません。

鍋もまとめて片づけたいなら置き場所の割り振りから考える必要があるので、フライパンと鍋の収納場所の決め方もあわせて読んでみてください。

ふたと取っ手を数え忘れると、収納スペースが足りなくなる

フライパン本体が3枚なら、収納するものは3つだと考えてしまいがちですが、実際にはふたが加わります。

ふたはつまみが中央に出ているぶん重ねづらく、本体の上に乗せると全体の高さが一気に増えます。

仕切りラックを選ぶときは、本体の枚数ではなく本体とふたの合計で仕切りの数を数えてください。

ふた側のサイズが本体と合っているかどうかも含めて整理したいなら、フライパンのふたのサイズの合わせ方で素材と形ごとの違いを解説しています。

取っ手はさらに見落とされます。

26cmや28cmという表記は縁の直径だけを指し、取っ手を足した全長は40cmを超えることも珍しくありません。

引き出しの内寸の奥行きが足りていても、取っ手を奥向きにしたときに背面の配管へ当たって最後まで入らない、というつかえ方をします。

セットで買い足す予定があるなら枚数とふたの数がまとめて増えるので、フライパンセットの点数と収納の比較で構成ごとの置き場所の目安を解説しています。

フライパン収納スペースは幅・奥行き・高さの3つを測る

測るのは収納場所の内寸で、扉や引き出しの外側の寸法ではありません。

  • 幅:仕切りを並べられる左右の長さ。入れたい枚数を幅で割れば、1枚あたりの間隔が出ます
  • 奥行き:取っ手を含めた全長が収まるか。引き出しなら背面の配管やコンセントまでの実際の距離を測ります
  • 高さ:立てたときに必要な寸法。フライパンの直径に、浮かせる台の厚みと天板までの余裕を足します

手持ちのフライパン側で測るのは、縁の直径と取っ手を含めた全長の2つです。

直径が立てたときの高さ、全長が奥行きに対応するので、この2つと内寸を突き合わせれば入るかどうかが決まります。

取っ手が斜め上に向かって持ち上がる形の製品は、立てたときに直径よりも高い位置へ取っ手の先が来るため、高さは直径そのままでは足りません。

28cm用のふたを一緒に立てるつもりなら、28cmのフライパンの蓋の合うサイズの見分け方で、外径とつまみの高さの読み方を解説しています。

加工面を傷つけない置き方と、しまう前の乾かし方

重ね置きでいちばん起きやすいのが、上のフライパンの底の外周が下のフライパンの調理面に当たる状態です。

底の縁は金属がむき出しで、しかも接地面が細いため、出し入れのたびに同じ位置をこすります。

フッ素樹脂加工の面に別のフライパンの縁が直接触れる置き方は避けて、保護シートか乾いた布を挟んでください。

立てる収納と吊るす収納では調理面どうしが触れないので、この点は気にしなくて済みます。

しまう前に乾かすかどうかも、置き方によって重みが変わります。

重ねて密着させる収納は、水気が残っていると面と面の間に閉じ込められます。

鉄製・ステンレス製・フッ素樹脂加工では指定されている手入れの方法が違うので、洗ったあとにどこまで水気を飛ばすかは本体の取扱説明書を確認してください。

扉の中に入れて乾かすのではなく、水気を取ってからしまう順番にするだけで、収納の中で起きるトラブルはかなり減らせます。

よくある質問

フライパンは立てて収納しても問題ありませんか

仕切りで固定され、ほかのフライパンと調理面どうしが触れない状態なら、立てて入れて差し支えありません。

注意したいのは仕切りの間隔で、広すぎると中で傾いて隣とぶつかります。

間隔を変えられるタイプなら、フライパンの厚みに合わせて詰めてください。

取っ手が取れるフライパンなら収納グッズはいりませんか

本体だけなら重ねられるので仕切りラックがなくても片づきますが、ふたと取っ手の置き場所は別に要ります。

とくに取っ手は細長くて転がるため、引き出しの中で仕切りがないと毎回探すことになります。

セット構成ごとの置き場所の考え方は取っ手が取れるフライパンのセット構成の比較で解説しています。

重ねるときに間に挟むものは何がいいですか

市販のフェルト製の保護シートのほか、乾いたふきんやキッチンペーパーでも役割は同じです。

条件は、乾いていることと、底の縁が当たる外周までしっかり覆える大きさがあることの2点になります。

濡れたまま挟むのは避けてください。

吊るす収納は油はねが気になりませんか

コンロのすぐ横に掛けると、調理中の油はねが付きます。

掛ける位置をコンロから離すか、よく使う1枚だけを吊るして残りは扉の中へ入れる組み合わせにすると、拭く手間を抑えられます。

つっぱり棒を使うなら、フライパンの重量に対応した耐荷重の表示を確認してください。

まとめ

フライパン収納は、グッズを選ぶ前に立てる・重ねる・吊るすのどれにするかを決め、そのうえで収納場所の内寸の幅・奥行き・高さと、手持ちのフライパンの直径・全長を突き合わせれば答えが出ます。

枚数を数えるときにふたと取っ手を忘れないこと、重ねるなら調理面に別のフライパンの縁を当てないことの2点を押さえておけば、買ったグッズが合わずに余るという失敗も避けられます。

ぜひ本記事のタイプ別の比較表と測り方の3項目を参考に、ご自宅の収納場所に合う置き方を選んでみてください。

あなたへのおすすめ